モルジュ郊外の美しい葡萄畑に囲まれた「ヴュイユラン城」。中世の古城跡に18世紀に建てられた歴史的な邸宅です。約100ヘクタールの広大な敷地につくられた花庭園では、5月・6月にかけて咲き誇るアイリスを中心に、エメロカル、バラやシャクナゲ、ラヴェンダー、イングリッシュ・ブルーベルなど、季節ごとに、さまざまな美しい花々が楽しめます。

とくに5月中旬から6月下旬に咲き誇るアイリス（仏語イリス：アヤメ科）が有名。毎年発表される希少な品種や新種など、約400〜500種類にも及ぶ品種が見本株として植えてあります。

美しく手入れされた庭園のほか、苗を販売するため奥の広い敷地で栽培されている花畑もぜひ歩いてみましょう。色とりどりの花々が絨毯のように咲き誇り、感動的です。7月から8月にかけては、約150種類のニッコウキスゲに似たエメロカル（デイリリー）の花が咲いていきます。

メインシーズンとなるアイリス開花時には、邸宅（城）の一部を使ったギャラリーで、陶芸や写真などアーティストの作品を集めた企画展を開催。地元の特産品や手作りの品々などを展示即売しています。また、入口の大きな木の下には気持ちのよいティーコーナーもオープン。そのほか、ヴュイユラン城でつくっているオリジナルワインも販売しています。